心が重くなる日、誰にでもあるものです
「気持ちが落ち着かない」
「何となくやる気が出ない」
「疲れているのに眠れない」
そんな日が続くと、
“身体の疲れ”なのか“心の疲れ”なのか、自分でもわからなくなってしまいますよね。
実は、心の疲れには 身体の緊張 が深く関わっています。
肩や背中のこりが強い状態では、心も自然とこわばりやすくなるのです。
今日は、心が少し軽くなる「ゆるめる習慣」について、
セラピストとして20年の経験からお伝えします。
心がつらい時に起きている「自律神経のアンバランス」
心の状態と身体の緊張をつないでいるのは 自律神経。
- リラックス担当:副交感神経
- 活動担当:交感神経
ストレスが続くと、交感神経ばかりが優位になり、身体が“ずっと戦闘モード”へ。
すると…
- 呼吸が浅くなる
- 背中・肩がこりやすい
- イライラしやすい
- 眠りが浅い
- 集中できない
など、“心の不調”が身体に現れやすくなります。
だからこそ、心のケアには 身体をゆるめるアプローチ がとても効果的なのです。
「心の力み」を落とすための3つのリラックス法
① 深呼吸ではなく“吐く”を意識する呼吸法
「深呼吸してください」と言われても、うまくできない時がありますよね。
そんなときは 吸うより先に吐く のがコツ。
- 鼻 or 口から“ふーーっ”とゆっくり吐く
- 体の力が抜けていく感覚を味わう
- 吐いた反動で自然に吸える呼吸に任せる
- これを5回ほど繰り返す
吐く息は、副交感神経を優位にする“スイッチ”。
心が落ち着くスピードが変わります。
② 手のひらをあたためる「セルフタッチ」
不安やストレスが強いとき、
人は“身体感覚”を失いやすくなります。
そこでおすすめなのが 手のひらを包み込むセルフタッチ。
- 片方の手を、もう片方の手でやさしく包む
- 少し圧をかけながら、温度を感じる
- 呼吸を合わせて20〜30秒キープ
手は神経が集まる場所なので、
ここを温めるだけで思った以上に安心感が生まれます。
③ 背中の緊張が溶ける「ゆる背中ストレッチ」
仕事やスマホで、背中は想像以上にストレスを受けています。
- 両手を前で組み、腕をゆっくり前へ伸ばす
- 肩甲骨の間が開くように、背中をやさしく丸める
- 10秒キープを3セット
ポイントは、無理に伸ばさず、呼吸とセットで行うこと。
背中のこわばりがほぐれると、心の緊張もスッと軽くなります。
自分をゆるめる時間は“心の安全地帯”になる
リラックスとは、
「頑張るのをやめること」ではなく、
「心と身体が同じペースに戻ること」。
どんなに忙しい毎日でも、
数分の呼吸やセルフタッチだけで
心の負担はふわっと軽くなるものです。
もし、
- 最近ずっと疲れが取れない
- 夜に考え事が増えてしまう
- 身体のこりが強くて気が休まらない
そう感じているなら、
あなたの心は “少し休みたいサイン” を出しているのかもしれません。
心を整えるために、身体からケアする選択を
リラクゼーションは、
単なる癒しではなく 心の回復力を高める習慣 です。
施術を受けることで
・呼吸の深さ
・筋肉のゆるみ
・自律神経のバランス
が整い、心のモヤモヤが自然とほどけていきます。
ひとりで抱え込まず、
いつでも頼ってください。
あなたのペースで大丈夫です。
心がふっと軽くなるようなサポートを、丁寧にしていきます。


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