猫背の原因は背中じゃなく“骨盤”だった?正しい姿勢づくりの秘訣を専門家が解説

姿勢・体の仕組み

猫背は「背中が丸いから」ではなく、もっと根本に原因がある

「最近、猫背がひどい気がする…」

「背中を伸ばしてもすぐ元に戻っちゃう」

こんなお悩み、ありませんか?

実は、猫背は 背中だけの問題ではありません。

専門的に見ると、もっと深いところ――そう、骨盤に原因が隠れています。

背中をどれだけ伸ばしても、骨盤が前後に傾いたままだと、姿勢はすぐ崩れます。

この「骨盤の傾き」が、猫背をつくる最大のポイントなのです。

骨盤の傾きで変わる「背中の丸まり」

骨盤が後ろに倒れる → 背中が丸まりやすくなる

骨盤が前に倒れる → 反り腰になり、猫背とセットで肩こりが増える

つまり、背中の形は“骨盤の角度”に影響されるということ。

たとえるなら、「骨盤=土台」「背骨=家の柱」。

土台が傾けば、柱も自然とゆがみますよね。姿勢も同じです。

どんな人が“骨盤で猫背”になりやすい?

以下のどれかに当てはまったら、骨盤由来の猫背の可能性が高いです。

  • 座るときに背中が丸くなりやすい
  • あぐらや横座りがラク
  • 立つときに腰が疲れやすい
  • 歩くと脚がすぐパンパンになる
  • スマホを見ていると首がつらい

特に、長時間のデスクワークやスマホ時間が長い人は要注意。

骨盤が後ろへ倒れるクセがつき、背中も一緒に丸くなります。

猫背を改善する第一歩は「骨盤のニュートラル」作り

姿勢の土台となるのは 腰まわり・お尻・腿前のバランス。

ここが整うと、背中を無理に伸ばさなくても姿勢が勝手に整ってきます。

今日は、初心者でもできる “骨盤ニュートラル” セルフケア を紹介します。

【セルフケア①】座ったままでOK!骨盤ゆらしエクササイズ

① イスに浅めに座る

② 両手を骨盤(腰骨)に添える

③ ゆっくり骨盤を前→後ろへ動かす

④ 呼吸に合わせて10〜15回

ポイントは、

「動きの大きさより、なめらかに動かすこと」

これだけで骨盤周りの筋肉が目覚め、背骨が自然と伸びてきます。

【セルフケア②】太ももの前をゆるめて“骨盤の前傾ぐせ”をリセット

反り腰タイプの猫背にはこちら。

① 片膝立ちになり、前脚の膝を90度

② 後ろ足の付け根を前へじわっと伸ばす

③ 20〜30秒キープ×2セット

骨盤の前側がゆるむと、腰の反りがやわらぎ、胸が開きやすくなります。

【セルフケア③】お尻の筋肉をほぐして、骨盤の傾きをニュートラルへ

① 仰向けに寝て片膝を胸に寄せる

② 軽く左右にゆらし、お尻のこりを感じる方向を探す

③ 30秒キープ×2回

お尻の筋肉は骨盤を安定させる“柱”の役割。

ここが柔らかくなると、姿勢が支えられやすくなります。

正しい姿勢は「背中」ではなく「骨盤」からつくる

猫背が気になると背中ばかり意識しがちですが、

本当に大切なのは 骨盤をニュートラルに整えること。

背中を何度伸ばしてもすぐ戻る…という方は、

ぜひ今日のセルフケアを試してみてください。

少しずつですが、

「気づいたら姿勢が変わってきた」

という実感が得られるはずです。

心と身体の余裕は“整った姿勢”から生まれます

姿勢が変わると、呼吸が深くなり、肩こりや腰のつらさも軽くなります。

日常生活の疲れにも負けにくくなります。

もしセルフケアだけでは不安な方、

「自分の姿勢が実際どうなっているのか知りたい」という方は、

いつでもお気軽にご相談ください。

センター南、センター北、仲町台、ふれあいの丘、

都筑区でリラクゼーションサロンをお探しの方はぜひ一度当サロンにお越しください。

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