睡眠の質を左右するのは「自律神経」
「しっかり寝ているはずなのに疲れが取れない」
「布団に入ってもなかなか眠れない」
こうした悩みの背景には、自律神経のバランスの乱れが関係していることが少なくありません。
結論からお伝えすると、睡眠の質を高めるためには“長く寝ること”よりも“自律神経が切り替わる状態をつくること”が大切です。
なぜ自律神経が乱れると眠れなくなるのか
【自律神経とは?】
自律神経は、私たちが意識しなくても体を調整してくれる神経です。
主に次の2つがあります。
- 交感神経:活動・緊張・昼モード
- 副交感神経:休息・回復・夜モード
本来は、夜になると副交感神経が優位になり、自然と眠りに入れる状態になります。
【眠れない人に多い状態】
現場で多くの方を見てきましたが、眠れない方は
- 頭が常に働いている
- 肩や首に力が抜けない
- 呼吸が浅い
といった 交感神経が優位なままの状態 が続いていることが多いです。
【睡眠の質が下がる具体的な生活習慣】
- 寝る直前までスマホやPCを見る
- 日中ずっと緊張状態が続いている
- 入浴はシャワーだけで済ませている
- 呼吸が浅く、胸だけで息をしている
こうした習慣が積み重なると、夜になっても体が「休む準備」に入れません。
今日からできる、自律神経を整えるセルフケア
① 寝る前の「呼吸リセット」
布団に入る前、鼻から4秒吸って、口から6秒吐く呼吸を5回。
吐く時間を長めにすると、副交感神経が働きやすくなります。
② 首・後頭部をゆるめる
自律神経は首まわりと深く関係しています。
両手で後頭部を包み、ゆっくり円を描くように動かすだけでも、緊張が抜けやすくなります。
③ 湯船に浸かる習慣
38〜40℃のぬるめのお湯に10〜15分。
体温が一度上がり、その後下がる過程で眠気が出やすくなります。
セルフケアで足りない時は、体から整える選択も
セラピストとして20年、約2万人の施術を行ってきましたが、
「眠れるようになった」という声をいただく方の多くは、体の緊張が抜けたことがきっかけになっています。
首・肩・背中・呼吸の深さが変わると、自律神経の切り替えは驚くほどスムーズになります。
「自分ではうまく力が抜けない」
「慢性的に眠りが浅い」
そんな時は、体をゆだねる時間をつくるのも一つの方法です。
リラクゼーションサロンもみじでは、身体をほぐしながら心まで緩む施術を大切にしています。
センター南、センター北、仲町台、ふれあいの丘、
都筑区でリラクゼーションサロンをお探しの方はぜひ一度当サロンにお越しください。
睡眠や自律神経のお悩みがある方は、こちらからご予約いただけます。まとめ:眠りは「整えた体」が連れてきてくれる
眠れない原因を「気持ちの問題」と感じている方も多いですが、
実際には 体の緊張や自律神経の切り替え が深く関わっています。
頑張って眠ろうとするよりも、
まずは「ゆるめる」「休む準備をする」。
その積み重ねが、自然な眠りにつながっていきます。

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